「どのみち相談室」、はじめます。
第一回は、「自分を責める」というお話から。
「私って、本当にダメだな。」
そう思ったこと、ありませんか。仕事でミスをした時。子どもについ強く言ってしまった時。誰かにイライラしてしまった自分に気づいた時。
相談を受けていると、こんな言葉をよく聞きます。
「私が悪いんです。」
「私さえ、ちゃんとしていれば。」
そんな時、私はいつも、ある質問をします。
「自分を責める人って、ダメな人?わたしなら友だちになりたいですよ(笑)」
「フラストレーションを、他人にぶつけずに、自分に向けているんですよね。それって、めっちゃいい人だと思いませんか?」
そう聞くと、たいていの方が、フッと笑って、こう言います。
「言われてみれば……。」
考えてみてください。イライラや、うまくいかない悔しさは、誰かにぶつけることもできるはずです。家族に強く当たる。同僚を責める。SNSで誰かを攻撃する。そういう選択肢だって、実はあります。
でも、自分を責める人は、それをしません。フラストレーションの矛先を、自分ひとりで引き受けようと頑張っていて、耐えきれなくてイライラした態度が出てしまっても、自分に頑張れよ!とさらなる締め付けを与えようとします。
また、抑えきれなくなった自分の暴走にさえも、「最悪だ!」とまた自分を責めてしまうのです。
そんな頑張り屋さんで優しい人とは、ぜひお友だちになりたいと私は思うのです。
その言葉、本当に「自分」の言葉ですか?
振り返ることは、とても大切です。過去を思い返して、次はこうしようと考える。それができている時点で、実はかなりレベルの高いことをしています。
でも、少し考えてみてほしいことがあります。
自分を責めるその言葉は、本当に「自分」の言葉なのでしょうか。
「そんなことでどうするの?」
「どうしてできないの?」
「人に迷惑をかけなさんな。」
これ、誰が言っている言葉ですか?
自分を責めている時、実は自分の言葉で自分を責めているのではなく、過去に誰かから言われて苦しかった言葉を、そのまま再現していることがよくあります。かつて責められた経験が、今、フラッシュバックしているだけかもしれません。
それ、本当に「今の自分」の声ですか?
幼い日の自分に、よしよしを
もし、幼いころの自分が、そんな言葉を浴びて泣いていたら。今のあなたが、その子に「よしよし」してあげませんか?
責められたら、苦しいですよね。誰も、わざとそうしているわけじゃない。そんなつもりで、やっているわけじゃないんです。
思った通りにすべて行動できるなら、世の中の誰も苦労しません。誰かを苦しめたいなんて、そんなことを思って生まれてくる赤ちゃんなんて見たことありません。ただ精一杯生きている、そうですよね。
だから、自分を責めたくなったら、こう思ってみてください。
自分を責めたくなるくらい、頑張っているんだね。一生懸命なんだね。必死なんだね。疲れているんだね。よくやっているよ。
完璧な人なんて、どこにもいません。調子のいい時もあれば、なにかがかみ合わなくてうまくいかない時もある。それだけのことなのです。
今日からできる、小さな一歩
次に「私ってダメだな」と思った時、試してみてほしいことがあります。
自分の元気度をガソリンメーターをイメージして、どのあたりか測ってみましょう。
心もカラダもクタクタで、メーターはE(空)を指していませんか?
人間疲れると、心とカラダのガス欠アラームが鳴ってしまい、自分の意志とは関係なく、防衛体制に入ります。残り少ないエネルギーを死守するために、緊張感は高まり、敏感さが増して、ちょっとした刺激にも専守防衛、つまり攻撃してしまうのです。これがイライラの正体です。
自分を責めるくらいがんばっている、それは努力なのです。あなたはそのがんばりで、世界平和だって目指せちゃう!なぜなら他人を攻撃するくらいなら、自分を責めよ!と命じているのですから。
そのことに気が付いたら、おでこに巻いた【努力‼】と書いてあるハチマキを外して、今日くらいは洗濯しませんか?
私も【努力‼】【根性‼】【やる気‼】【責任‼】…あらゆるハチマキを愛用してきたひとりです(笑)巻きすぎて、前が見えにくくなっていることにも気が付かず、「しっかりしろー!!」と締め続けて・・・身体を壊してしまいました💦気がつかないものなのです、必死ですから。
あれ、なんかもう無理かも・・・。それがチャンスですよ!無理なら無理でいいんです。止まった方がいいよ、ということですから。止まって、休んで、充電して。また元気になれば、歩き出したらいいんです(^^)
自分を責めてしまって辛い気持ち、少しでも和らぎましたか?
ちょっと気持ちが楽になったら、少し違う景色が見えてきます。
だいじょうぶ!きっと道はある!
心の曇りを少しでも青空に・・・ハチマキ干して深呼吸できますように☆